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    ファースト・テンポについての考察(2) -ファースト・タッチはゆっくりと-

     2011-05-22
    前回、ファースト・テンポには3つの要素があることを考察した。

    1.アタッカーの助走開始のタイミング(セッターのセットアップまでに助走をはじめ、セットアップ時に踏み切る)
    2.セッターのトスの頂点と打点の関係(アタッカーの最高到達点=打点がベスト)
    3.他のアタッカーとのシンクロ性
    この3つがすべて完璧にできれば完璧なファースト・テンポの攻撃。

    今回からは、このそれぞれの要素について、さらに詳しく見ていく。
    まず、3つの要素を満たすために必要なもの。それはファーストタッチをゆっくりと処理する(高く返球する)こと。
    ファーストタッチを高く返球し、時間的な余裕を生むことで次のようなメリットがある。

    1.アタッカーが助走開始するまでに時間の余裕ができる。特にトランジション(ディグアタック=相手の攻撃から切り返して攻撃)のような局面で有効。

    2.アタッカーは助走開始までに時間的な余裕があるので、より良い助走をすることができる。良い助走の距離とコースを確保することで、高くジャンプすることも可能。

    3.時間的な余裕が生まれることで、多くのアタッカーが攻撃に参加することが可能になる。(=シンクロ攻撃ができる)

    では、こうしたファースト・テンポでの同時多発位置差攻撃(シンクロ攻撃)への移行を進めている過程の2010年の世界選手権のアメリカ女子チームの動画を見てみよう。


    フッカー51の動画 レセプションを崩されるものの、きちんと高くあげている点が世界標準。
    ファースト・テンポでの攻撃参加人数は2人。


    日本はレセプションを崩されて低く返球。ファースト・テンポへの攻撃参加人数は1人。
    アメリカはファーストタッチを高く返球。ファースト・テンポへの攻撃参加人数は3人。(前衛WS、前衛MB、後衛WS)
    フッカーのライトからのバックアタックはセカンド・テンポ気味。だけど、打点が高い!

    すべてが完璧ではないものの、ファースト・テンポでの同時多発位置差攻撃(シンクロ攻撃)を導入しようという意図が見られる。
    身体能力の高い選手が多いアメリカ女子チームにおいても、同時多発位置差攻撃(シンクロ攻撃)を目指しているというところもポイント。
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    コメント
    ご紹介いただいたので伺いました!いやーわかりやすい解説ありがとうございました。
    youtubeも登録チャンネルにさせていただきました!

    こうみると、世界バレー、アメリカの方がやはり戦略はオーソドックスでしょうか。
    日本はほぼ木村沙織の個人技だったのかな??
    いろいろまた参考にさせてくださいね!
    【2011/05/30 11:00】 | むっしゅえるも #X6AIgIjQ | [edit]
    こんにちは。
    世界標準のバレーボールについては、また書いていきますので良かったら参考にしてください。

    バレーの歴史から見ると戦術は、個人で行う個人技から、組織的に行うプレーに変化しているという流れがあります。
    これはスパイクやブロック、ディグなどほとんど全てに当てはまります。

    そういう流れから言うと、木村沙織の個人技に頼らなくなった時、それが全日本女子が世界標準になったと考えても良いのではないでしょうか。
    【2011/05/30 21:58】 | ayanami2015 #hzq8qpAo | [edit]












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