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    究極の攻撃戦術を目指して!(1) -レフト側に2人、ライト側に2人の攻撃配置-

     2011-04-29
    まずはこの動画をご覧ください。



    ブラジルは2008年の北京オリンピック後から、新たな攻撃戦術を見せています。
    それまで、レフト側に3人、ライト側に1人だったアタッカーの配置を
    レフト側に2人、ライト側に2人と配置して攻撃を行う場面が多く見られるようになりました。

    これは、4人の攻撃に対して、3人のブロッカーがどうやって対応するかのディフェンス戦術と大きく関わっています。
    仮に、ライト側の攻撃が「おそい」攻撃の場合、男子の世界トップレベルでは、前衛WSはセッターの前あたりでブロックを構えます。これを「レフト側にデディケートする」もしくは単純に「デディケートする」「デディケート・ブロック」と呼びます。デディケート・ブロックの詳細はこちらから。(suis annex weBLOGから)

    ブラジルは北京オリンピックでアメリカに破れて銀メダルを獲得しました。その時の決勝戦では、ブラジルの攻撃が、ネットから離れた位置でセットアップされた時に、アメリカはバンチ・リードを崩しませんでした。
    現在のバレーでは、相手のブロックをスプレッドにし、真ん中からのクイックやBickを使って点を取るという攻撃戦術があります。2006年のブラジルは、リカルドとアンドレによるC1攻撃(ライト側からのはやい攻撃)によって相手のブロックがバンチ・リードになることを防ぎ、スプレッドにしていました。しかし、リカルドが抜けた2008年の北京オリンピックでは、相手のブロックをスプレッドにすることはできなかったのです。

    ブラジルのレゼンデ監督はオリンピック終了後にたぶんこう考えたはずです。「個人技のC1攻撃に頼って相手のブロックをスプレッドにするのではなく、組織的に相手のブロックをスプレッドにするためにはどうすれば良いのか?」と。

    ちなみに、ブロックシステムに着目すると、
    デディケート>バンチ・リード>スプレッド
    という順番でブロック側が有利です。(もちろん、そのブロックシステムで対応できていることが前提)

    ブラジルが試行錯誤をして生み出した答えの1つは、「レフト側に2人、ライト側に2人と配置して攻撃を行う」だったのです。

    次回はここから発展して、さらに究極の攻撃戦術を考察します。
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