--------
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)
    タグ :

    世界標準のバレーボール入門 - ブロックシステム(1) リード・ブロックの導入 -

     2011-08-29
    世界標準のバレーボールをするためには何をすればいいのだろうか。
    ナショナルチームの試合をテレビなどで観戦すると、中学生や高校生のチームでやっていることと全く違うバレーのように見える。

    1回目はブロックシステムに注目してみます。

    まずはブロックの種類から。反応の仕方で3パターン。
    1.リード・ブロック
    2.コミット・ブロック
    3.ゲス・ブロック

    では、リード・ブロック、コミット・ブロック、ゲス・ブロックとはそれぞれどんなブロックなのでしょうか。
    まずは動画をご覧ください。



    これはリード・ブロックの例です。キューバのシモンは、セッターのクイックへのセットアップを確認してからブロックに飛んでいます。
    リード・ブロックとは「相手チームのトス(セット)や状況を確認して反応するブロックの飛び方」(バレーペディアより)のことです。



    これはコミット・ブロックの例です。キューバのカメホのAクイックに対して、セッターが上がる前からブロックジャンプの動作を開始して全力でブロックに飛んでいます。
    コミット・ブロックとは「アタッカーの動きに合わせて反応するブロックの飛び方」(バレーペディアより)のことです。



    これはゲス・ブロックの例です。キューバのシモンのBクイックに対して、先読みでブロックに飛んでいます。
    ゲス・ブロックとは「セッターのトスが上がる前に、推測で判断するブロックの飛び方」(バレーペディアより)のことです。
    ここでもう1つゲス・ブロックの例をあげます。



    この動画では、セッターのセットアップ前に推測でライト側の攻撃を止めに行っています。1本目はたまたまその推測が当たったのでシャットアウトをしていますが、2本目は推測が外れてしまっています。
    世界標準のバレーボールをするためには、まずはゲス・ブロックはダメという認識が大切です。プレーヤーが勝手な判断でゲス・ブロックをするのではなく、その場合にはコミット・ブロックを行うことが必要です。
    ゲス・ブロックを排除することが世界標準のバレーボールを導入するための第一歩なのです。


    現在、トップレベルのバレーボールでは、リードブロックが基本となっています。
    しかし、場面によってはコミットブロックを用いることもあります。
    例えば、23-21で負けている場面。負けている側のサーブの時に、ギャンブルでコミットブロックをチーム戦術として用いることもあります。

    原則として、リード・ブロック>コミット・ブロック>>>ゲス・ブロックです。
    リード・ブロックで対応できていればそれでいいのですが、それで対応できない場合は必要に応じてコミット・ブロックをします。ゲス・ブロックをしてはいけません。


    ゲス・ブロックをしてはいけない理由はまた次回以降に。
    タグ :

    世界標準のバレーボール入門 - ブロックシステム(2) バンチ・シフト&デディケート・シフトの導入 -

     2011-09-10
    前回は、ブロックの反応の仕方には3種類あることを示しました。
    今回は、ブロックの配置について見ていきます。

    ブロックの配置について、大きく分けて3パターンあります。
    1.デディケート・シフト
    2.バンチ・シフト
    3.スプレッド・シフト
    まずは動画をご覧ください。

    2006年の世界選手権の男子ブラジルのデディケート・シフトでのブロックです。
    セッターからレフト側の6mの範囲を3人のブロッカーで守っています。相手のWSの後衛からのはやいバックアタック(Bick)や前衛からのはやいサイド攻撃に対応しやすいのが特徴です。ただし、相手のライト側からの攻撃に対して、WSが追いつけるという高いブロック力が必要です。この配置で相手の攻撃に対応できていれば一番良い状況です。

    2007年のワールドカップの男子ブラジルのデディケート・シフトでのブロックです。
    デディケート・シフトから、相手のライト側の攻撃に対応しています。相手のライト側からの攻撃のテンポが遅ければ十分にデディケート・シフトで対応できます。


    2007年のワールドカップの男子ロシアのバンチ・シフトでのブロックです。
    ブラジルのデディケート・シフトのブロックと対比すると、前衛WSが相手ライト側に位置していることがわかります。

    2007年のワールドカップの男子アメリカのバンチ・シフトでのブロックです。
    先ほどのデディケート・ブロックに比べると、ブロッカーがコートの真ん中付近に集まって位置していることがわかります。相手の真ん中からの攻撃には強いのですが、両サイドからのはやい攻撃に対していかに対応するのかが課題となります。


    2010年の世界選手権の全日本女子のスプレッド・シフトでのブロックです。
    両サイドのブロックがMBから離れて、両サイドのアンテナに近いエリアに位置していることがわかります。
    相手の真ん中からの攻撃に対して弱くなります。

    スプレッド・シフトでのブロックは、世界標準の攻撃である後衛のWSによるはやいテンポでのバックアタック(Bick)に対して、脆弱なシフトです。(ほぼブロックが1枚になってしまう。)
    また、両サイドからの攻撃に対しても、比較的はやいテンポでの攻撃に対して、いわゆる「ブロックが割れる」状態になることが多々あります。

    攻撃側の立場に立ってみると・・・
    スプレッド・シフトの場合
    サイドからの攻撃の時にセットアップが短くなっても、正面のブロックが割れていることがある

    バンチ・シフトやデディケート・シフトの場合
    サイドからの攻撃の時にセットアップが短くなると、ブロックが待ち構えている。
    さらに、内側にはブロックがいるのでストレート側に打つ必要が出てくる→ミスの可能性が出てくる。


    ということになります。
    困ったことにスプレッド・シフトというのはチーム戦術として取り入れられることは少なく「選手が勝手にスプレッド・シフトにしてしまう」ことが多いのです。
    そのスプレッド・シフトになってしまうのを防ぐためには、チーム全体で高い意識を持ってバンチ・シフトやデディケート・シフトでのブロックを行うことが必要なのです。

    基本的には、デディケート・シフト>バンチ・シフト>スプレッド・シフトですので、攻撃側からすれば、デディケート・シフトにはさせたくない、できることならスプレッド・シフトにしたいということになります。

    次回は、前回の反応の仕方、今回の配置、さらにフロアディフェンスを組み合わせたトータル・ディフェンスについて。
    タグ :
    ≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。